郷土玩具の歴史・特徴

郷土玩具の歴史・特徴

米食いねずみ

米食いねずみ

1830年頃、足軽小者の手内職としてその頃流行したカラクリ人形の影響を受けて作られたものです。
これを賞玩することにより、お金が増えると伝えられています。
昭和35年度年賀切手図案に選定されました。

もちつき兎

もちつき兎

米食いねずみと同じ頃に作られ、特に昭和初期までお祭りやお正月の縁起物として売られていました。
台の下の糸を引くと兎がきねを振り上げてもちをつきだす、素朴で面白い動きは、玩具の愛好家のあいだでも人気があり、贈物としても喜ばれております。

加賀魔除虎

加賀魔除虎

加賀に古くから作られている珍しい郷土玩具。お節句に飾られ、その威をもって悪魔を追い払い勇武を念じる縁起ものとされています。
しかし、加賀の張子の虎は丸みを帯びた可愛いもので、愛嬌たっぷりにゆらゆらと首を振る虎の姿は福を招くものとしても愛玩されています。

犬張子

犬張子

平安時代から、犬は正直で主恩を忘れず、魔を取り除き、お産が軽く、元気で成長がよいと言われ、御所の清涼殿に狛犬の像を置いたのが始まりとされています。犬を美しく象徴した張子細工は、郷土玩具の中でも傑作とされています。

猿の三番叟

猿の三番叟

昔(江戸時代)は猿の背中に穴をあけ、その中に駄菓子を入れ桜の枝を持たせて、子供のおもちゃとして売られていたものを、明治時代に現在の姿に作り替えられました。
「猿の三番叟」は、能楽の祝狂言の中で舞う老人(悪魔を払うもの)を人形としたもので、和紙を型に張り、貝殻を粉にした胡粉で下塗りをした後、絵付けをし、顔を書いて仕上げたものです。
この猿の三番叟は平成4年の年賀切手の図案に採用されました。