昔、加賀に一国一社の八幡宮が鎮座していたころ、その社前に住む有徳な翁が八幡さん(祭神応神天皇)のお生まれの時、真紅の錦で包んだという産着姿になぞられて、子ども達のために、この「加賀八幡起上り」を作り与えて育成と多幸とを祈ったことに起こるといわれています。 型に和紙を張り、胡粉、朱を塗り、松竹梅を描いた愛らしい姿が特長です。 昭和30年度、年賀記念切手図案に選定され国内はもとより、広く世界に紹介されております。